中小企業がホームページを活用すべき理由~メリットと活用方法~

最近では会社のホームページはあって当たり前の時代となりました。
現在、多くの中小企業が自社ホームページを持っています。しかしそのホームページを十分に活用している企業は本当に少ないのが現状です。それは会社内のおける知識不足、経験不足、スキル不足が原因であると考えます。
そこでこのページでは、中小企業がホームページを活用するメリットとその方法についてお伝えしたいと思います。

ホームページを活用すべき理由

どの業種どの会社もホームページで取引先を探しているから

自社のホームページを持つことは今では当たり前の時代になりました。
そのような中で、どのような業種の会社の担当者も、より自社に適切な製品やサービスを提供している会社を、そしてより条件の良い製品やサービスを提供している会社を、皆インターネットを使って探しています。

日経リサーチの調査でも次のようになっています。

日経リサーチ調査結果
日経リサーチより引用 https://www.nikkei-r.co.jp/column/id=7307

また2019年12月に中国武漢市で発生した新型コロナウイルスの関係で、ホームページの重要性はますます増しています。つまりホームページがない場合、取引先候補企業に自社の存在に気が付いてもらうことすらできない時代になってきています。

ホームページを活用して売上を上げるための手法はほぼ確立されているから

そして現在、ホームページを主な道具として自社売上を拡大するための手法はほぼ確立されています。
下図はインターネットを活用している企業と活用していない企業の売上比率の調査結果です。
業種の全体では、インターネットを活用している会社は、活用していない会社と比べ2倍以上の売上の差が付いています。

中小企業白書調査結果
2016年中小企業白書より引用

もちろん有効活用するためには、マーケティングンの知識やスキルが必要にはなりますが、その手法を学び、もしくは外部の専門家と一緒になって取り組むことでどの業種でも良い結果が出せます。
そのためホームページを活用しないのは、大きなデメリットと言えます。

ホームページを活用するメリット

企業としての信頼度の向上

今の時代、ホームページのない企業の信頼度は、どうしても低くなってしまいます。
しっかりと構築・運営されているホームページを持つことで、信頼度を向上させることができます。

コストをかけずに見込み客を集客できる

自社ホームページを活用して見込み客を集客するための仕組み作りに大きなコストはかかりません。
ほぼ0円でインターネットから継続的に集客ができます。

自社商品やサービスに関心のあるお客さんの方からきてくれる

自社の商品やサービスに関心を持つ個人や会社の担当者のみを集客することが可能ですので、関心のない相手に対して無駄な売り込みをしなくて済むようになります。

休みなく自社の営業活動をしてくれる

インターネット上に自社の集客の仕組みを構築しておくことで、365日休むことなく営業活動をしてくれます。
この仕組みがうまく回り始めると、何もしなくてもほぼ自動で継続的に自社見込み客からの問い合わせが入るようになります。

ホームページ自体が自社の資産となる

何もしなくても見込み客を勝手に集客し問い合わせを増やすことができるこの仕組みは、当然のことながら自社の資産となります。

競合他社と差別化できる

ホームページに自社見込み客を集客するための仕組みを構築するためには、競合他社とは異なる自社独自の強みを見つける必要があるのですが、その強みを持つことで他社との差別化を図ることができます。
つまり自社収益拡大に貢献するようなホームページを構築することが、自社のこれからの経営戦略にも役立つわけです。

ブランド化

自社収益拡大に貢献するようなホームページを構築する過程で、今後、自社が商売をしていくポジションも明確になります。
その結果、自社のブランドを高めていくことができます。
具体的には、ニッチなポジションでナンバーワンを目指します。
業界内で、〇〇と言えば、この会社というポジションをつかみ取ることがブランド化につながります。

価格競争に陥らない

そして競合他社と異なるポジションで商売をするということは、競合他社とはお客さんが被らないということです。
その結果、価格競争に陥らなくて済みます。

ホームページを活用できない理由は?

下図は、2016年の中小企業白書からの引用ですが、IT活用ができない理由の上位3つは次の通りです。

  1. 導入できる人がいない
  2. 導入効果がわからない
  3. コストが負担できない
2016年中小企業白書より引用

1.導入できる人がいない

これはとてもよくわかります。実際、企業内にインターネットやWEBマーケティングに詳しい社員がいるという企業はほぼ皆無だと考えられます。
日々の業務をこなすことで忙しい中、新たな取り組みを行うことはやはり簡単ではありません。
但し、WEBの活用は今後はますます重要になってきます。早い段階で準備を始めることを強くおすすめ致します。
社内に詳しい社員がいない場合でも、最低限の知識は身に付け、そしてWEBマーケティングの知識やスキルのある専門家を雇い入れることで最短で良い結果を出すことが可能です。

参考記事:ネット販売が初めての会社は経験者のサポート必須!【自力で始めると99%失敗】

2.導入効果がわからない

多くの中小企業はホームページを作るところまでは実行しますが、知識不足、スキル不足等の理由から、ホームページを有効活用できていない会社がほとんどです。
そもそも、ホームページで何ができるのか自体を知らない経営者の方が多いため、「導入効果がわからない」という答えになりがちです。
ホームページを有効活用することで、先にお伝えした通り、新規開拓が可能となり、問合せや申し込みも増えます。ネット販売を行う場合は、自社ホームページで自社商品を売ることで新たな売り上げを創出することも可能になります。

3.コストが負担できない

ホームページを作成したりリニューアルしたりする場合には、もちろんその費用はかかります。しかし先にお伝えした通り、ホームページを活用して自社見込み客を集客し問合せ等につなげ自社収益を拡大するための仕組みを構築することには、コストはほぼかかりません。
但し、自社内にて戦略を立て実行していくことは困難な場合が多いため、やはり外部の専門家を雇い入れる必要はあると思われます。
かかるコストは、その部分になるでしょう。

有効活用するためには

自社の強みを見出す

現在、多くの企業が取引先を探す際にホームページを見て判断していることは先にお伝えしましたが、その際、複数の候補となる企業のホームページを見比べて必ず比較をします。
問合せをもらうためには、比較された時に自社を選んでもらうための対策を施す必要があります。
そしてそのためには他社にはない自社独自の強みを見出してその強みがしっかりと伝わるような状態にしておく必要があります。

自社の強みを見つけるためには、既存の自社のお客さんにヒアリングしたりアンケートを取ったり、またインターネットを活用して競合調査をしたりする必要があります。
具体的な強みの見つけ方は、次の記事を参考にして下さい。

参考記事:自社の強みの見つけ方

集客の仕組みを作る

そして、継続的に自動的に見込み客を自社ホームページに集客するためには、そのための仕組みを構築する必要があります。
具体的には、自社の見込み客となるターゲットが必要とする情報を記事としてたくさん作り、更新して掲載していきます。
この集客の仕組みの具体的な作り方は、次の記事を参考にして下さい。

参考記事:集客用ホームページで見込み客をWEB集客する方法

参考記事:新規顧客を増やす!顧客開拓のための手法

見込み客に安心感を与える

集客の仕組みをインターネット上に構築して見込み客を集客した後は、問合せ等のアクションにつなげるために、その見込み客に安心感を与え、信頼してもらう必要があります。
そのためには最低限のコンテンツを準備し、アクションにつながるような状態に作り上げておく必要があります。

参考記事:ホームページに最低限必要なコンテンツを知る

見込み客に行動してもらう

せっかくホームページに来てくれた見込み客には何かしらのアクションをしてもらわなければ、その関係性を継続できません。
自社のホームページを見てくれた後、他社ホームページに移動してしまえば、それっきりのお付き合いになってしまうかもしれません。
そうならないために、フロントエンドと呼ばれる集客のための商品を準備し、ホームページにやってきた見込み客に請求してもらえるようにしておきます。
フロントエンドとは、「お試しサンプル」「自社商品のことがわかる資料」等の事です。
その請求をしてもらう際に、見込み客のメールアドレスや会社情報等がわかりますので、この仕組みを構築することで見込み客リストが社内にどんどん溜まっていきます。
見込み客情報がわかれば、いつでもこちらからアクションを起こすことが可能になりますので、そのやり取りを通じて商談に結び付けることが可能となります。

参考記事:フロントエンドで売れるネット販売の仕組みを構築しよう!

まとめ

中小企業がホームページを活用するメリットとその方法についてお伝えしました。ホームページを活用して見込み客を集客し売上を伸ばすためのノウハウはすでに確立されています。是非、御社でも有効活用して下さい。

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外部の専門家に頼るほど予算に余裕のない小規模事業者様を対象に自社内にWEB集客~商品販売/契約獲得のための仕組みを構築できるWEB担当者を育成するためのサポートに力を入れている。これからはどんな業種であっても小さな会社であってもWEBを有効活用して自社収益を拡大するための最低限の知識は持つべきであるという考えのもと活動している。