学習塾のマーケティングアイディア~ホームページリニューアルの考え方~

大手の学習塾の存在、子供の数の減少、新型コロナウイルスの発生等、学習塾を経営する会社の中には、生徒さんを集客できず、また、思うように問い合わせや申し込みにつながらないという悩みを抱えている経営者さんも多いと思います。
そこでホームページのリニューアルを検討している方も多いでしょう。
但し、何の戦略もなくホームページをリニューアルしたところで、その問題が解消することはありません。

数多くの競合が存在する中で、自社を選んでもらうためにはやはりそのための戦略が必要になってきます。
その上で、ホームページを上手に活用することが重要です。

そこでこのページでは、学習塾のマーケティングに関して、いかにして見込み客に自社を選んでもらうかに関してのいくつかのアイディアとホームページリニューアルの考え方についてお伝えいたします。

塾のマーケティングアイディア

自塾に効率的にお客さんを集客し問い合わせや申し込みをしてもらうためには、どんな人を相手にどんなサービスを提供するのか、そして、自塾を選ばれる理由はどこにあるのかを明確にする必要があります。
そのためには、競合塾の調査が必須です。
最低でも競合する可能性のある塾上位10社のホームページの内容をしっかりと確認、リストアップして現状を把握しましょう。

競合塾の調査

サービスの提供方法

競合する塾は、どのようなサービスの提供をしているのか?
例えば、一般的には通学がメインではありますが、人によっては通学することなくオンラインで受講したい、もしくは両方で受講したいということもあるはずです。更には自宅に出張する等の家庭教師と塾のハイブリッドの形でサービスを提供しているところもあるかもしれません。
自塾の競合となる塾がどのようなサービス提供方法をしているのかを調査しましょう。

参考記事:競合他社の現状調査

実績

子供をどの塾に通わせるかを検討する場合、やはり実績の高さも大きな検討材料となります。
競合する塾がどのような実績をホームページに掲載しているのか?
更には掲載の仕方もとても重要です。
どんなに実績が高くても、単なる自慢になってしまっていては、逆効果の場合も十分にあり得ます。
どんな実績をどんな見せ方で掲載しているのか?そして、その実績を客観的に見た時にどのように感じるのかを調査して書き出してみましょう。

対象となる客

その塾がターゲットとして設定しているお客さんは誰なのか?これを調査します。
併せて自塾は、誰をターゲットにするのかも考えてみましょう。
できるだけターゲットを幅広く設定したいという気持ちは大いにわかりますが、全国各地に数多くのライバルが存在する中、自社独自の特長を明確にしていない塾は、ネット上で見つけてもらう事すらできませんし、仮に見つけてもらっても、独自の強みに特化していない塾は、選んでもらう事が難しい時代です。

地域

地域に特化してターゲットを設定するという方法もあります。但し、同じ地域に多くの競合が存在するはずですので、最終的には特定の地域に特化することのみでお客さんを絞り込むことは難しいです。
方法としては、「特定の地域 × 特定の強み」のような掛け算でお客さんを絞り込むことで、競合する他の塾との明確な違いを打ち出すことは可能です。
まずは競合する塾がどの地域に特化していのかを調査しましょう。

目指す学校

また、進学が目的となっている塾の場合、どの学校を目指すための塾なのかを明確にすることで他の塾との差別化を図ることも可能です。
現在、多くの学習塾では、有名私立、国立の中学、高校や大学への進学を目標にしているところが大多数です。
そのような中、それほど有名でない学校でも合格できればい良いと考えている親御さんも当然のことながら存在します。
仮に特定の地域で展開する塾の場合であれば、その地域の高校や大学に特化するという方法も考えられます。
競合する塾が、どの学校を目指す塾なのかを調査しましょう。

一番のウリ

特には大手の学習塾の代表的なウリと言えば、「進学率」「有名講師」等がやはり一番に挙がりますが、小さな塾には小さな塾の良さがあるはずです。そしてその良さを求めている親御さんも少なからず存在します。進学を大きな目的とはしていない親御さんも当然おられます。
自塾独自の良さ、ウリを見つけるためにも、競合する塾の一番のウリをしっかりと調査しリストアップしていきましょう。

お客さんの調査

WEBから見込み客を集客し、問合せを増やしていくにあたりもうひとつ必要な事、それは子供を塾に通わせようと思っている親御さんがどんな悩みや欲求を持っているのかを知ることです。
そのためにお客さんの調査を行いましょう。

サジェストキーワード調査

お客さんとなり得るターゲットがどんなキーワードで実際に検索をするのか?これを知ることで悩みや欲求を知ることができます。その悩みや欲求に一番応えられる塾が最終的に選ばれます。
そのため、自塾と関連性のあると考えられるあらゆるキーワードで、ターゲットの悩みや欲求をしっかりと調査しましょう。

参考記事:インターネットを活用した市場調査(キーワード調査)の事例と方法

Q&Aサイト調査

検索キーワードの他、ネット上のQ&Aサイトからもそれらの情報を見つける事ができます。
サジェストキーワードと併せてQ&Aサイトもしっかりと調査しましょう。

参考記事:Q&A サイトを使った調査方法

自塾の強みを見つける

競合の特長、そして自塾のお客さんとなり得る人たちの悩みや欲求を調査したら、それらの情報を参考に自塾の強みを明確にしていきましょう。その強みは競合する塾にはない、あっても自塾に優位性のあるものである必要があります。

既存客へのヒアリング

自塾の強み、良さを知るために一番簡単で確実な方法は、既存客へのヒアリングを実施することです。気軽にお話の出来るお客さんがもしいれば、積極的にヒアリングしてみましょう。
ヒアリングの内容は、「何故、他の塾ではなく自塾を選んでくれたんですか?」です。
その人はこれだけ多くの競合が存在する中で、わざわざ貴塾を選んでくれたわけですので必ず何かしらの理由が存在するはずですし、それが自塾の強みである可能性が高いです。
もちろん「近所だから」「料金が安いから」という理由は除外して下さい。

競合塾との比較

先に調査した競合する塾と自塾とを各項目で比較して、もっとも自塾の強みが出せる部分を見つけ、そこをお客さんに訴求していくという方法もあります。
但しこの場合も明らかにその強みが他と比べて優位にあること、更にはその強みに共感してくれるお客さんが存在することが前提です。

絞り込み

先にいくつかの項目で競合する複数の塾の調査を行ったわけですが、それらの競合する塾の中で、何かに特化してお客さんを絞り込んでホームページ上で訴求していた塾は見つかったでしょうか?
恐らくどこの塾も似たような実績を掲載し、幅広い層の子供をターゲットとして設定しているのではないでしょうか?
その場合、どの塾にするのかの判断基準となるのは、ページのなんとなくの雰囲気、ネット上の口コミ、ご近所さんの口コミが大きな割合を占めることになります。
そして自塾も競合する他の塾と同じように、他とは違う特長を明確に打ち出すことなくホームページで従来通りの伝え方をしている限り状況は何も変わりません。
「自塾が得意な所」と「見込み客の悩みや欲求」とをうまく擦り合わせて、ターゲットをそのような人に絞り込んでホームページで訴求することで、競合する塾との違いが明確になり、ネット上でお客さんに見つけてもらいやすくなりますし、選んでもらいやすくなります。

業界の問題点

そしてもうひとつ、どの業界にも何かしらの問題点が潜んでいるものです。
学習塾業界ではいかがでしょうか?
現状、多くの人がここが不便だと感じている何かが存在し、それをあなたの塾が取り除いたり、改善することで塾に通う子供たちやその親御さんが便利になる、安心できるということができれば、競合する他の塾との大きな違いを打ち出すことができるようにもなります。
これは一般的に大きな会社では手間がかかる、面倒だという理由でスルーされがちな何かです。
小さな会社ほど対応できる場合が多いです。

是非、そのような問題点はないか?それを自分の塾で解消できないか?これを考えてみて下さい。

参考記事:自社の強みの見つけ方~他社との差別化を図ろう!~

コンセプトを明確に

自社の強みが明確になったら、コンセプトとして言葉で表現しましょう。
例えば、
「〇〇塾は、〇〇地域で唯一、お子さんに〇〇できるようになって欲しいと考える親御さんのための学習塾です。」
「〇〇が理由で学習塾にお子さんを通わせることができなかったお母さんのための学習塾です。」
「有名大学ではなく、地元の〇〇大学への進学に特化した学習塾です。」
「【算数専門】算数が苦手なお子さんを3か月で算数好きに、得意に変えるための学習塾です。」

のような感じで、自塾の強みが一目でわかるような、そのことに悩んでいる親御さんに一目で「この塾は私の子供のための塾だ!」と感じてもらえるようなキャッチコピーを作り上げます。
  

ホームページリニューアルの考え方

ここまで、学習塾のマーケティングアイディアについてお伝えしました。
この先は、ホームページリニューアルの考え方についてお伝えします。
ここまでの説明で何の戦略もなくただ見た目だけを整えたホームページにリニューアルしたところで、決して良い結果は出せないことがお分かりいただけたのではないかと思います。
今後は、競合する複数の塾とは異なる強みを見出し、異なるコンセプトで絞り込んだターゲットを対象にサービスを提供していく必要があります。
その取り組みを行うにあたりホームページリニューアルのタイミングで見直しを図るのはとても良い方法です。
リニューアルするホームページを実際にどのような考え方で構築していけばよいのかをご説明します。

コンセプトを明示

どんなに競合とは異なるコンセプトを打ち出したとしても、ターゲットに伝わらなければ状況は変わりません。
作り上げたコンセプトをリニューアルホームページ上でしっかりと明示しましょう。
ポイントは、トップページだけでなくどのページからも、そのコンセプトが伝わるように構築していくことです。

安心感と信頼感を与える工夫

そして言うまでもなく、ホームページを訪れてくれたお客さんに対して安心感、信頼感を十分に与えられるようなデザイン、コンテンツを用意して掲載しましょう。
経営者や講師の写真、想い、お客様の声、実際に勉強している子供たちの様子がわかる写真等々、しっかりと準備して掲載しましょう。

目的を明確にする

リニューアルするホームページの目的を明確にしましょう。
「問い合わせを増やす事」「資料を請求してもらう事」「体験教室への申込を増やす事」これらの全てを実現しようとすると内容がぼやけたホームページになりがちです。
目的を絞ってページを作りこむようにしましょう。

集客の仕組みを作る

ご存じの通り、ホームページを作っただけでは、集客できません。
別途集客の仕組みを構築していきましょう。
ターゲットとなるお客さんの数多くの悩みや欲求を調査し、それに応えるコンテンツをたくさん作って公開しましょう。

参考記事:集客用ホームページで見込み客をWEB集客する方法

フロントエンドを作り請求してもらえるように

学習塾のマーケティングにおいてもフロントエンドを用意し請求してもらい、継続した関係性を構築できる仕組みを作りましょう。

参考記事:フロントエンドで売れるネット販売の仕組みを構築しよう!

まとめ

以上、このページでは、申し込みを増やすために自塾を選んでもらうためのマーケティングアイディアの紹介とホームページリニューアルの考え方やポイントについてお伝えしました。是非とも参考にして頂き、貴塾のマーケティング活動に役立てて頂ければ幸いです。

ABOUTこの記事をかいた人

アバター

外部の専門家に頼るほど予算に余裕のない小規模事業者様を対象に自社内にWEB集客~商品販売/契約獲得のための仕組みを構築できるWEB担当者を育成するためのサポートに力を入れている。これからはどんな業種であっても小さな会社であってもWEBを有効活用して自社収益を拡大するための最低限の知識は持つべきであるという考えのもと活動している。