美容室のネット集客方法のコツ ~やはりリピーター育成がポイントだった~

美容室のネット集客と言えば、現在ではポータルサイトや予約サイトへの掲載が主流ではないかと思われます。
恐らく多くの美容室がそれらのWEBサイトへの登録を行っているのではないでしょうか。

実際に次の調査結果を見ると、多くのユーザーがヘアサロン検索、予約サイトを利用して美容室を探していることがわかります。

引用元:株式会社ノーマリズム(東京都目黒区)

現在、ネット集客の方法は色々とありますが、現段階では、多くのユーザーが予約サイトを利用していることから、予約サイトへの登録は今のところ必須であると考えられます。

但し、お客さんに来店してもらうためには、多くの競合も登録している予約サイトの中であなたの美容室が選ばれなければなりません。

そこでこのページでは、現在でも需要の高い予約サイト経由であなたの美容室へ効果的にネット集客するためのコツ、アイディアについてお伝えしたいと思います。

どの業種であっても比較される時代

現在、どのような業種であってもユーザーはインターネットを使って、利用する会社や店舗を探します。そして必ず複数の会社と比較して、利用するサービスを決めます。これは美容室であっても例外ではありません。

これはあなた自身が、インターネットでサービスや商品を探す際の自分の行動を思い出せば容易に想像できるはずです。つまり仮にGoogle検索エンジンで上位表示されても、お金をかけて広告を出しあなたの美容室に集客したとしても、かならず競合する他の美容室と比較されるということです。

ネット集客にあたりあなたがやるべきことは、集客の前に選ばれるための理由作りなんです。現在、ネット集客の方法は、検索エンジン対策、SNS、ネット広告等々色々とありますが、闇雲に数多くの集客方法を実践しても、それだけでは良い結果は出せません。

そして予約サイトの中でも当然のことながら比較されます。現段階でユーザーの多くが予約サイトを利用して美容室を探しているのであれば、その予約サイトの中であなたの美容室を選んでもらえるような情報をしっかりとわかりやすく掲載する必要があります。

見落としたくない2位以降の調査結果

上の調査結果で現時点では多くのユーザーが予約サイトを利用していることがわかりましたが、2位と3位の結果も見落とさないでください。ヘアサロンを探す方法の2位は「近所」、3位は「家族、知人の紹介」となっています。

つまり多くのユーザーは近所にある美容室のなかから利用するサロンを探しており、更には家族や知人の口コミ、紹介も重視しているということがわかります。

このことから、わかることは、予約サイト内での新規客獲得の対策を施すと共にご近所さんにまずは一度来店して頂き、そしてリピートしてもらい、ご家族や知人を紹介してもらえるような魅力的なサービスを提供する必要があるということです。

このように考えた時に、あなたは

  • 予約サイト内で比較された際に選んでもらうための工夫をしているでしょうか?
  • ご近所さんに一度来店してもらうための工夫をしているでしょうか?
  • 来店いただいたお客様にリピートしてもらうための対策、そしてそのご家族やお友達等を紹介してもらうための対策を施しているでしょうか?

もしそれらの工夫や対策が施されていないのであれば、どんなにネット集客に力入れても決して良い結果は出せません。

まずはこれらに関してしっかりと対策を施していきましょう。

ネット集客で良い結果を出すためにあなたがまずやるべきこと

そのためにやるべきことは、競合する美容室の調査とあなたの美容室のお客様へのヒアリングです。

新規獲得にあたり予約サイト内で競合と比較されるわけですから、競合がどのような人をターゲットにしてどのようなサービスをどのような形で提供しているのかを知らなければ、あなたの美容室を選んでもらう理由を作り出すことはできません。まずはライバル店の調査をしっかりと行いましょう。

そして選んでもらうためには、更には新規のお客さんに常連さんになってもらうためには、あなたの美容室ならではの良さ、強みが必要です。他にはない独自の強みに共感してもらることができれば、一度来店したご近所さんがその次も来店してくれる可能性が高まります。更には、ご家族やお友達を紹介してくれる可能性も高まります。その強みを知るために、既存客の中でもっとも満足して頂いている常連さんをリストアップし、その方にアンケートを実施しましょう。

  • 何故、この美容室を選んでくれたのか?
  • 何故、リピートしてくれるのか?
  • ご家族や知人に紹介したいか?その理由は?
  • 追加するとよいサービスはないのか?

既存のお客さんへのアンケートの実施によって、あなたの美容室の強みが見つかるはずです。

明確になった強みをしっかりと予約サイトのページ、更には店内、看板等々に記載して訴求しましょう。

ご近所のお客さんを増やすための対策

もう一つ面白い調査結果があります。ヘアサロンデビューは何歳か?というもの。

引用元:理美容ニュース

仮にあなたの美容室のターゲットをご近所さんに絞り込むのであれば、やはり常連さんのご家族にも常連さんになってもらうための対策が必要です。
ご近所さんだけでは数が少ないからですね。

約9割のお子さんが3歳までにヘアサロンデビューをしているという結果です。更に、お子さんのヘアサロンデビューのきっかけの中に「おしゃれにしたいと思ったから」「イベント、行事があったから」というものがあります。

あなたの美容室では、このような欲求を持つ親御さんに対して、何か魅力的な提案をしていますでしょうか?もし何もしていなければせっかくの新規客獲得のチャンスを逃してしまっていると考えられます。

このような需要がある以上、企画を立てて既存のお客さんに対して提案をすべきです。そのことで大切な常連さんの欲求を満たしてあげることになりますので、今まで以上に満足度を高めることが出来ます。同時にあなたのお客さんの数も増えていきます。

常連さんとの密な関係性を構築する

新規客を常連客にするために、そして常連客に紹介をしてもらうためには、常連客には徹底的に喜んでもらいましょう。

そのためにはお客さんごとに個性をしっかりと把握するための顧客リストを徹底的に作り上げる等のことも必要になってきます。最近ではLINEという密な関係構築のための便利なツールも存在します。そのようなツールも活用して常連さんに喜んでもらうための情報発信、サービスの開発・提供を怠らないようにすべきです。

まとめ

以上、このページでは美容室のネット集客のコツやアイディアについてお伝えしました。多くの人は何も考えずに集客のことばかり考えがちです。その結果、SEO対策が重要だ、SNSを有効活用すべきだ等々、集客にのみ力を入れてしまう傾向にあります。しかし大切なのは集客したときに選ばれること、そして集客して来店したお客さんに満足してもらいリピートしてもらうことです。

そのための作戦を立て、対策を事前に施すことで、集客したお客さんを顧客化することが可能となります。

是非ともこのページのアイディアを参考にして頂き、あなたの美容室へのネット集客を意味のあるものにして頂ければ幸いです。

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外部の専門家に頼るほど予算に余裕のない小規模事業者様を対象に自社内にWEB集客~商品販売/契約獲得のための仕組みを構築できるWEB担当者を育成するためのサポートに力を入れている。これからはどんな業種であっても小さな会社であってもWEBを有効活用して自社収益を拡大するための最低限の知識は持つべきであるという考えのもと活動している。