自社商品をネット販売したいという企業様の中には、自社ショップの制作とオープン自体が目的となってしまっている事も少なくないのではないでしょうか。
本来の目的は、自社商品を売れるようにすることのはず。
そのためには、お店を開業した後、継続的に改善する作業が必要になってきます。
その理由は、通販ショップを制作し開業してもすぐには集客もできず、商品が売れる事もないからです。
自社商品を売れるようにするために多くの社長さんや社員さんは、自社のショップをじっくり眺めてどこがダメなのかを見つけようとする事が多いのですが、実は自社ショップだけを見ていても売れない原因を探し出すことはできません。
その理由は頭の中が自社目線から離れられず客観的な判断ができないからです。
そこでこのページではとても効率の良い改善方法のひとつ、売れている他社ショップを参考にして改善する方法をお伝えしたいと思います。
目次
売れているショップを参考に自社ショップを改善する方法
売れているショップを参考にと言われても、どのお店が売れているのかわからない、、
そのように思われる社長さん、社員さんも多いと思います。
そこで、次の2つの方法を提案したいと思います。
- 自分がお客の立場になった時に、そのお店で商品を購入しようと決めたショップを参考にする
- 自社と競合する他社ショップを参考にする
以下、ひとつずつ説明します。
自分がお客の立場になった時に、そのお店で商品を購入しようと決めたショップを参考にする
通販ショップの改善にあたり、お客様側の立場から自社ショップを改善する事が最も重要です。
しかし、自社ショップの運営を任される多くの社員さんは、
どうしてもお客目線で自社ショップを見る事が出来なくなってしまいがちです。
そこでおすすめしたいのは、自分がネットで買い物をするショップを探している時の
自分の頭の中を意識するという方法です。
自分自身がそのお店で商品を買おうと決めたのには、何かしらの理由があるはずです。
あなたが商品を買おうと決めたそのお店は、売れているショップである可能性が高いです。
この場合は、自社のショップと同業である必要は全くありません。
どんな商品でも構いませんので、あなたがお客として商品を購入しようと思った
もしくは購入したお店でOKです。
但し、生活必需品等、できるだけ安くで購入したい商品を探しているという場合の、ネットショッピングに関しては除外して下さい。
また、楽天市場やAmazon等のショッピングモールは今回は除外して下さい。
自社と同じように独自ドメインでオンラインショップをやっているお店が対象です。
あなたが実際にどこかのショップを利用した時に
良いと思った点と良くないと思った点がきっとあると思います。
例えば、
商品を探してページを見ているときに
「商品説明がいまひとつわかりづらい」とか
「写真がたくさんあって見やすくて良い」とか
「お客様の声がわかりやすいところに掲載されていて見やすく参考になる」
等々、買い物をしながら何かしらの感想を持つはずなんですね。
その時、自分が何を感じたか、どう思ったのかをしっかりと覚えておくようにします。
自分がどう感じたのかをしっかりと書き留めておきましょう。
もし、
「商品説明がいまひとつわかりづらい」と感じたのであれば、
その会社のお店の商品説明と比べて自社ショップはどうなのか?
これを考えます。
そして、何故、そのショップの商品説明がわかりづらいと感じたのか?
どうすればわかりやすくなるのか?
ここまで考えてみます。
そして、そのアイディアは自社のショップにも生かすことができないかどうかを考え
もし生かす事ができるのであれば、早々に改善していきます。
また、
「お客様の声がわかりやすいところに掲載されていて見やすく参考になる」
と感じたのであれば、
自社のショップのお客様の声は、このショップ同様に
わかりやすい場所に掲載されているのかどうか、、
これを改めて確認します。
もし出来ていないようであれば、早々に改善します。
このように、自分がお客の立場で他店で買い物をする時は、
色々な気づきがありますので、
その気づきを生かして、自社ショップを改善するチャンスなんですね。
是非とも他店で買い物をする際には、自社のショップを改善できチャンスと考え、
しっかりと観察してみることをおすすめ致します。
自社と競合する他社ショップを参考にする
2つ目は、自社と競合する他社ショップのチェックです。
同じ業界ですので、売れている同業他社の事はご存じかもしれません。
もしわからなければ、
競合する商品名で検索をして、1ページ目に出てくる競合他社のショップをチェックしましょう。
チェックの方法は、先ほど自分自身が買い物をした時にピックアップしたチェック項目について同じように競合のショップを確認します。
自社よりも優れている部分があれば、早々に自社ショップを改善します。
このような作業を繰り返すことで、自社ショップのいまいちな点を改善していくことができます。
ここでは、ページ上の事について事例を出しましたが、
買い物の際に問い合わせをした時の、そのショップの返答内容、
購入した時のメールの内容、
届けられた商品の梱包方法
等々、
お客の立場で参考にできる項目はたくさんあります。
まとめ
以上、自社通販ショップを開業したら、継続的な改善が重要であるという事、
そしてその方法として、売れている他社ショップの参考の仕方についてお伝えしました。
是非、自社ショップの改善にお役立ていただければ幸いです。
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外部の専門家に頼るほど予算に余裕のない小規模事業者様を対象に自社内にWEB集客~商品販売/契約獲得のための仕組みを構築できるWEB担当者を育成するためのサポートに力を入れている。これからはどんな業種であっても小さな会社であってもWEBを有効活用して自社収益を拡大するための最低限の知識は持つべきであるという考えのもと活動している。