【売上アップ】見込み客の顧客化はメールによるアプローチとフォローで

集客用ホームページ(ブログ)で、ターゲットとなる見込み客を集客し、ブログを訪問してくれた見込み客に対してアプローチ(役立つコンテンツを提供)することで、御社とその見込み客との間に信頼関係が芽生え始めます。

しかし、その集客用ホームページ(特定のページ)を訪問してくれた見込み客は、御社で作った記事を読んで役に立ったと感じてくれるかもしれませんが、そのまま立ち去ってしまう可能性の方が高いです。また、その記事を読んだ後に、ブログからリンクされている御社のネット販売サイトにも来てくれる見込み客は多くない事が予想されますし、更にそのまま商品を購入してくれる人は、ほとんどいないという事が予想されます。

その理由は、役立つ情報を探している人が商品を買いたいと思うタイミングは様々であり、御社のブログに来てくれたその時にそのタイミングで商品を買いたいという人は、それほど多くないからです。

そのため、せっかくブログを訪問してくれた見込み客とそれっきりの関係になってしまわないように、しっかりと顧客化できるように、最初に自社ホームページや通販ショップ等に来てくれた後に、しっかりとアプローチし、その見込み客との関係性をつなぎとめておく必要があります。

そこでこのページでは、集客した見込み客に対してメールを使ってアプローチ、フォローする事で顧客化する方法をお伝えします。

また、このページでお伝えする方法は、すでに顧客となっているお客さんに対してのフォロー、リピーター育成方法としても活用できます。

見込み客を顧客化する仕組み構築方法

それでは実際に見込み客を顧客化する仕組みの構築方法について説明していきます。

ここで使うものは、ステップメールとターゲットに役立つコンテンツ(記事)の二つだけです。

ステップメールについては、先にコンテンツ閲覧のために登録して頂いたフォームと同じものを使いますので、新たに作成する必要はありません。

解説ページ:フロントエンド(集客商品)の事例と作り方

また、役立つ記事に関しても、すでにブログの方に書きためておいたコンテンツ(記事)の中から選んで使いますので、すでに複数のコンテンツを書いている場合には、新たに作成する必要はありません。

すでにあるステップメールに、すでにある複数の記事を登録しておくことで、あなたのブログのコンテンツ(フロントエンド用コンテンツ等)を閲覧するためにメールアドレスを入力して登録してくれた見込み客に対して、設定した任意の間隔で、任意の内容のメールが自動的に配信されます。

このように、この仕組みの構築自体、大きな手間はかかりません。

いくつか注意点をお伝えします。

注意点

解除 URL

配信していく各メールには、必ずメールマガジンの解除 URL を掲載しておくようにして下さい。メール配信を希望しない方へのメールの配信は、法律違反です。

配信するメールの一番下に必ずメルマガ解除 URL を掲載し、希望しない人がいつでも自由に解除できるようにしておいて下さい。

配信頻度

メールの配信頻度に決まりはありませんが、あまり頻度が高すぎると受け取る側に嫌がられる可能性も高まります。一度商品を購入してくれたお客様に対してのフォローメールの場合も同様です。

また、配信頻度を高くするという事は、その見込み客が商品を買いたいという気持ちになるまでの間、たくさんの数の記事を配信していかないといけなくなってしまいます。

そのような理由から、配信頻度は、当初は 1 週間に一度程度で十分だと考えます。

メールの内容

メールの内容は、もちろんその見込み客に役立つような内容のものに限ります。こちらのページで事例に出したようなビリヤード初心者をターゲットとしたビリヤードショップであれば、ビリヤード初心者に役立つような、そして喜ばれるような内容のメールにして下さい。

もし動画を使って、ビリヤードのショット等の練習方法を解説したりする場合には、そのようなコンテンツは間違いなく喜ばれると思います。

その場合には、集客用ホームページ(解説ページ)のページ内にどの動画を貼り付け、且つ、YouTubeでも公開することで、より多くの見込み客を集客する事ができます。

そして大事な事は、この段階では、商品情報等は決して出さないようにして下さい。あくまでも役立つ情報のみをご提供していきます。これは見込み客を顧客化するためにとても重要なことです。あくまでもこのメールの役割は、見込み客との関係性をつなぎとめるもの、信頼関係を構築していくためのものと考えて下さい。

信頼関係があまりできていない段階で商品やサービスの紹介ばかりのメールを送り付けれられては、多くの人が嫌がるのは当然ですね。

但し、メールの最後には、さりげなくショップの URL は載せておきます。

配信数

配信するメールは、これから御社がネット販売を継続していく間、もしくは会社のホームページから集客を継続する間は、ずっと配信し続けるものとなります。つまり制限なく配信していきます。

当初、見込み客を顧客化するためのアプローチ、更には購入客にリピートしてもらうためのフォローメールの目的を達成するために必要なメールの数は、一概には言えませんが、10 通~20通程度は準備しておきたい所です。

集客用ホームページのブログ記事を更新するたびに、同じ内容をステップメールに新たに設定して配信していくようにすれば、メールの内容に困る事もありません。

仕組み構築手順

1.配信するメールの準備

まずは見込み客や購入客に配信していくメールの準備を行います。

すでにブログ投稿済みのコンテンツ(記事)の中から、アクセス数の多いもの、もしくはアクセス数は少なくても自身で最も良く書けたと思われる(最も役立つであろうと思われる)コンテンツを複数ピックアップしてその記事を使います。

すでに 10 記事程度あればよいのですがまだコンテンツがそれほど書けていないという場合には、とりあえず、5 記事ほど準備して下さい。

先にメールアドレス登録者の方には、ブログ内コンテンツ閲覧用にパスワードをお伝えするメールをお送りしていますので、その次から配信するメールを 5 通準備します。(説明ページ:フロントエンド(集客商品)の事例と作り方

ちなみに 1 通目のメールは次のような内容でしたね。

この後に配信していくメールを 5 通準備します。

2 通目のメールからいよいよ見込み客と信頼関係を深めていき顧客化するためのコンテンツ、購入客をリピート客とするためのコンテンツの提供がスタートします。2 通目のメールで、これから役立つメールを不定期で配信していく旨、お伝えしておきます。併せて、メールが不要な方は、配信解除して下さいという文言も明記します。  次のような内容で良いと思います。

メール内容の参考

ポイントは、

  • ビリヤードショップのスタッフではあるが、ビリヤード愛好家の一人として役立つ情報を提供することを使える事
  • メールが不要な人は、解除して下さいと伝える事
  • メール下部分には、「ブログ URL」「ショップ URL」「メルマガ解除 URL」を載せる事

このサンプルのようにメルマガを配信する際には、実際のコンテンツが掲載されているブログの該当記事にリンクを貼ってブログに来てもらうようにすると良いですね。

同じように 2 通目以降も、ステップメールの方に配信設定をしていきます。

5 通分を 1 週間に 1 回の頻度で配信設定をしたものが次のものです。

ステップメール管理画面図

配信予定日は、7 日ごとに配信するように設定してあります。
配信時刻は、この場合、毎回朝の 10 時に配信するように設定してあります。
御社ショップのターゲットが、一番メールを読んでくれそうな時間帯がもしわかれば、その時間帯に配信するように設定すると良いです。

これで、御社の集客用ホームページ(ブログ)からメールアドレスを登録してくれた見込み客に対して、登録後、5 通分を自動でメール配信するための設定が完了しました。
つまり登録後、仮にその見込み客が御社のブログをすぐに去って行ってしまったとしても、こちらから複数回メールを通じて関係性を継続させることができます。
メルマガ解除されない限りは、ずっとメールでアプローチことができるわけです。購入客へのフォローメールも同様です。

配信するメールの数を増やし続ける限り、自動でその見込み客との信頼関係を深めることが可能となります。

配信するメールの内容が見込み客の役に立つ内容であればあるほど、顧客化できる可能性が高まります。

以上、このページでは見込み客の顧客化をメールによるアプローチで実現させる方法をお伝え致しました。
購入客へのフォローメールとして活用することで、リピーター育成にもつなげる事ができます。

おすすめ記事:ネット販売の始め方【法人編】失敗しないために

ABOUTこの記事をかいた人

アバター

外部の専門家に頼るほど予算に余裕のない小規模事業者様を対象に自社内にWEB集客~商品販売/契約獲得のための仕組みを構築できるWEB担当者を育成するためのサポートに力を入れている。これからはどんな業種であっても小さな会社であってもWEBを有効活用して自社収益を拡大するための最低限の知識は持つべきであるという考えのもと活動している。