自社商品・サービスのネット販売の際の宣伝方法と言えば、
例えばリアルであれば雑誌広告、新聞広告、ネットであればキャンペーン等を開催してSNS等で広く宣伝する等の方法が考えられる。
しかしどうやって宣伝するのかよりも、もっと大事な事がある
それは、何を宣伝したいのか?という部分。
そこがしっかり決まっていて、コンセプト、理念、商品選定等がぶれていない会社は
当初の集客に時間がかかってもそのうち安定した売り上げを上げられるお店になる
(もちろんそこに需要がある事が前提にはなるが、、)
逆に、何を宣伝したいのかが決まっていない会社の場合、
どんなに上手に宣伝したとしても集まってくれたお客さん、すぐにどこかに行っちゃいます。
では、宣伝すべきことは何かというと、
それが、あなたの会社、お店で買うべき理由。
だって、集客することが目的ではないのだから。
あなたの会社で買う理由がないのに、あなたの会社にたくさんのお客さんを集客したところで
問い合わせにも販売にも決してつながらない。
お客さんは必ず、同じような商品やサービスを提供する他の会社とあなたの会社を比較します。
必ずです。
お客さんがあなたの会社で買うべき理由を、明確に伝えられない場合、
次のような結果になる
- 自社商品、サービスそのものに独自の優位点がない場合は、自社ネットショップ、ネット販売ページを見つけてさえもらえない
- 目的は商品やサービスを買ってもらうことだから
以下、ひとつずつ説明していきいきたい。
目次
自社商品、サービスそのものに独自の優位点がない場合は、会社のネット販売ページを見つけてさえもらえないから
さあ、ネットで販売する商品やサービスも決まりました!ページも作りました!
さあ、どんどん宣伝して集客していこう!という感じに始めてしまう事が多いと思いますが、
でもその前に、その御社の「商品」や「サービス」
- 他社の商品やサービスとの違いが明確になっていますか?
- その違いは自社独自の強みになていますか?
- その強みに需要はありますか?
- その強みをちゃんとお客さんに伝わるように表現していますか?
これからができていない場合、
御社の見込み客は、あなたの会社の存在にすら気が付いてくれさえしない。
例えば、お花屋さん。
あなたはネットのお花屋さんを開業したとしましょう。
そしてお花屋さん作ったから宣伝しないと!
と無理して広告費をかけてお花の専門誌に広告を出したりネット広告を出したりしたとしましょう。
で、その結果はというと、、恐らくほとんど広告の効果はない。
その理由は、ネットで購入できるお花屋さんなんて今の時代、珍しくもなんともないから。
そうならないためには、どんな特長のあるお花屋さんなのか?
どんな状態にある人に役立つお花屋さんなのかを明確にして(つまりは宣伝したい事を明確にして)
その部分を強調して広告を出す必要がある。
例えば、
知り合いのお見舞いに行きたいんだけど、どんなお花を持っていけばよいのかわからない人
また例えば、
明日の朝10時までに花束10セット手元に欲しい人
はたまた、
安いけど豪華に見える花束を買いたい人
更に例えば、
購入後、2週間は枯れない花が欲しい人
等々。
このようなあなたのお店で買わなければいけない理由を
明確にしてそこを訴求することなしには、効果的な宣伝はできませんよね。
宣伝して集客すること自体が目的ではない。目的は商品やサービスを買ってもらうことだから
自社商品やサービスを宣伝して、会社のネット販売ページに集客する事が目的であれば、
上記のようなことを一切考えずに宣伝活動を始めても全く問題ない。
上手にキャッチコピーを考えて宣伝することで、たくさん集客できる可能性もある。
しかし目的は、集客する事ではない。目的は
自社の商品やサービスを買ってもらうこと。もしくは申し込みをしてもらうこと。
だとしたら、やはり「あなたの会社で買わないといけない理由」を明確にして、
そこを宣伝する必要ある。
それができないと、いつまで経っても売れるようにはなりません。
では、そのためには何をすればよい?
解決策
- リサーチ
- 自社の強みの明確化
リサーチ
まずは販売した商品やサービスに関して、
- 他社商品やサービスとどのように違うのか
- どの部分が強くて、どの部分が弱いのか?
- 自社商品やサービスの特長に関心を持つお客さんは果たしているのか?
これらを事前にリサーチして現状を把握する。
自社の強みの明確化
その上で、競合する他社商品やサービスと比べて、自社の強みはどこにあるのかを明確にする。
もちろん、その強みに需要がなければ商売にはならないので、
自社の強みは誰のどんな悩みを解決できる商品やサービスなのかに関しても、明確にしていく。
そして、そこには需要があるのかという部分も可能な限りリサーチする。
これで、自社が何を宣伝すべきなのか、別の言い方をすれば、
お客さんが自社商品やサービスを選ぶ理由が明確になったはずです。
自社商品やサービスの宣伝活動を始める前に、これらのことをしっかりと実践し、
お客さんが自社で買う理由を明確にしその部分を訴求することで効果の高い宣伝が可能になります。
併せて、見込み客をネット販売ページに集客した際、「この会社のこの商品(サービス)は自分のための商品(サービス)だ!」
と一瞬で感じてもらえるようにページも構築しておくべき。
お店や会社の宣伝・集客の参考になるページ
自社商品ネット販売の宣伝と集客方法
【実例】最も集客効果の高かったネットショップの集客方法
外部の専門家に頼るほど予算に余裕のない小規模事業者様を対象に自社内にWEB集客~商品販売/契約獲得のための仕組みを構築できるWEB担当者を育成するためのサポートに力を入れている。これからはどんな業種であっても小さな会社であってもWEBを有効活用して自社収益を拡大するための最低限の知識は持つべきであるという考えのもと活動している。