ネット以外のハウスクリーニング業の集客方法と言えばチラシ配布をメインに行っている業者さんが多いと思いますが、現在、ネット経由で検索して業者探しをする人がやはり多いです。
もちろん自社のターゲット層を絞り込んでそのターゲットにとって魅力的な提案を盛り込んだチラシを配布することでそれなりの効果を見込めますが、今後メインとなってくるネットからの集客を無視するわけにはいきません。
またインターネットを上手に活用することで、安定した集客も実現します。
そこでこのページでは、ハウスクリーニング業のネット集客のコツをお伝えしたいと思います。
ハウスクリーニング業と言えば、フランチャイズ店と独立店との分かれますが、ここではフランチャイズに加盟していない独立型のハウスクリーニング業のネット集客についてお伝えしたいと思います。
目次
ポータルサイトや見積比較サイトでの集客
まず、ハウスクリーニング業のネット集客の方法としてポータルサイトや見積比較サイトへの登録が挙げられます。実際に利用している業者さんも多いのではないでしょうか?
自社の存在を周知するという意味では悪い方法ではありませんが、見積比較サイトで検索して業者探しをする人は、間違いなく料金の安さを業者選びの判断基準にしています。
つまり間違いなく価格競争にさらされます。
料金の安さでは、大手のハウスクリーニング業者には勝てませんし、利益を減らし無理に値下げしてお客さんを獲得したとしても見積比較サイトからの集客メインでは、この先延々と自社サービスを安売りし続けることになってしまいます。
更には外部のWEBサイト(サービス)ですので、いつサービス終了になるかもわかりません。
そこでおすすめしたいのは、自社のお客様となる人の悩みや欲求を知り、その部分にフォーカスしたサービスを提供すること。その事で他の業者との違いを明確にすることです。
自社のお客様となり得る人の悩みや欲求を知る
お客様の悩みや欲求を知るためには調査が必要です。
すでに既存客が複数存在している場合には、あなたのこれまでの経験から自社のお客様となり得る人の悩みや欲求を知っているかもしれません。その場合には、その悩みや欲求をしっかりとリストアップしておきましょう。
また、既存のお客様にアンケートを実施することもとても有効です。
そしてインターネットを活用し、自社のお客様の悩みや欲求を調査しましょう。
参考記事:インターネットを活用した市場調査(キーワード調査)の事例と方法
競合他社の調査
他の業者との違いを明確にするためには、競合他社の調査が必須です。
自社のサービス対応地域で競合する会社を複数リストアップして、それぞれの会社の強いところ、弱いところをしっかりと把握しましょう。
参考記事:競合調査の方法
他社との違いを明確にする
これらの調査で知り得た情報を材料に、自社はどんなタイプのお客さんのどんな悩みや欲求に対応するサービスをメインに提供していくのかを決めていきます。
そこを決めることで、他社との違いを明確にしていきます。
例えば、「夜間にクリーニングして欲しい」という欲求がある場合。
仮にあなたの会社のサービス対応エリアで、夜間のハウスクリーニングサービスを提供している会社がない場合。「夜間に営業しているハウスクリーニング」は、立派な他社との違いになり得ます。
ポイントは、自社のターゲットに設定するお客様があなたの会社のホームページを見た瞬間に、「自分のためのサービスだ」と思ってもらえるようにすることです。
誰のどんな悩みにや欲求に応えるどんなサービスを提供しているのかを目立つようにHPでしっかりと伝える必要があります。
その他に積極的に取り入れるべきこと
例えば次のようなデータがあります。これは家事代行サービスに対しての調査結果ですが、類似するハウスクリーニング業にも大いに参考になるデータです。
このような調査結果を参考にして、お客様が業者選びをする際の判断基準を自社で提供するサービスに可能な限り取り入れていきましょう。
- 価格
安売りすること自体で他社と差別化することはおすすめできませんが、サービス内容やターゲットの絞り込み等で差別化できている場合には、できる限り低料金でサービスを提供することはやはり集客力強化につながります。
- 料金体系のわかりやすさ
HP内で料金を明確にわかりやすく掲載しましょう。それ自体が選ばれる理由になります。
- スタッフの対応、技術力
接客力はやはり重要な要素です。問い合わせ頂いた時、サービスを提供する時、お客様が心地よく感じてくれるような接客対応を身に付けましょう。
あなたの住んでいる地域で飲食店や理髪店等でGoogle検索してみて下さい。
そうすると近所の飲食店や理髪店の情報が表示されます。
その中でもっとも口コミが多く「店長の接客が良い」等、店長を高評価する口コミがたくさんついているお店をチェックして、実際に利用してみて下さい。
何故、その店長の接客が評価されるのかを自分なりに考えて、その接客方法を自社にも取り入れていきましょう。
- サービス提供時間帯
サービス提供時間帯を他社とずらす、お得意様に対しては可能な限り融通を利かせる等々のサービスを提供することで選ばれる理由にもなり集客力も強化できますし、リピートにもつながります。
- 連絡がスムーズ、迅速
特に個人で独立してハウスクリーニング業を営んでいる方は、ここは柔軟に対応できるはずです。
小規模だからこそ可能となる細やかで迅速なサービスをウリの一つにするのもよい方法です。
ネットを上手に活用して集客する知識とスキルを身に付ける
競合する他社との違いを明確にし、比較された時に選ばれる理由を作ったら、いよいよネット集客の仕組みを構築していきます。
現在、色々な集客方法がありますが、やはり自前で集客できるブログ等を構築していくことが将来的にも安定して見込み客を集客し続けるコツです。しっかりと取り組みましょう。
参考記事:様々なネット集客の方法
まとめ
このページでは、ハウスクリーニング業のネット集客のコツをお伝えしました。
やはりポイントとなるのは、他社との違いを明確にして、自社の強みを活かせるような独自のサービスを作り上げ、そのサービスを求めているようなお客様を中心に集客していくことです。
このページの内容が少しでも参考になれば幸いです。
外部の専門家に頼るほど予算に余裕のない小規模事業者様を対象に自社内にWEB集客~商品販売/契約獲得のための仕組みを構築できるWEB担当者を育成するためのサポートに力を入れている。これからはどんな業種であっても小さな会社であってもWEBを有効活用して自社収益を拡大するための最低限の知識は持つべきであるという考えのもと活動している。