【実体験】個人ネットショップが仕入れなしで開業・運営する方法

個人でネットショップを開業する際、
多くの人が悩むのが、

  • どこから仕入れよう?
  • 何を仕入れよう
  • 仕入れのための資金はどうしよう
  • 売れ残った在庫をどうしよう

等の事だと思います。

私も個人でお店を開業する際には、
これらの事で悩みました。

なにしろ小売業なんてやったこともありませんでしたし、
個人ですので十分な資金もありません。

また仕入れたところで売れ残ってしまっては、
生活が成り立たないばかりか借金ばかりが残ってしまう危険性もあります。

しかしメーカーではなく個人のお店ですので、
仕入れない事には開店できません。

そこで色々と調査し考えたところ、
思いついたのが在庫を持たずに販売する「無在庫ネットショップ」です。

資金のない開業当初、私はまずこの無在庫販売からスタートしました。

このページでは、以前の私と同じようにお悩みの店長さんに
当初の仕入れなしで、つまりは受注発注という無在庫の形式で
どのようにしてお店を始めたのかに関して書いてみたいと思います。

■目次

仕入れなしでネットショップを開業する事は可能か?

仕入れなしでネットショップを開業・運営する事は、
結論から言うと個人の方でも可能です。

代表的なものはここ数年流行りのハンドメイド商品を販売するお店ですね。

販売する商品は、店主自らが手作りした商品ですので、
仕入れは必要ありません。

この形態のネットショップは、仕入れに関しての資金が不要ですので
その点リスクなしでお店を始める事ができます。

もちろん、材料費等を購入する資金は必要ですが、
納期がかかる旨、事前にお客様に伝えておけば
注文が入ってから制作する事が可能です。

代金前払いで販売する事もできますので、
お客様から注文を頂き、代金を受け取った時点で
商品の制作に入れば、材料費も事前に用意する事は不要です。

更に、売れない在庫を持ち続ける危険性も皆無です。

お客様に求められる、役に立つような製品を作る事ができれば
仕入れなしでお店を始める事が可能ですね。

ハンドメイド商品と言えば、
アクセサリー等の装飾品を思い浮かべる事が多いですが、
それだけではありません。

例えば、販売物が「情報自体」や「サービス」である場合にも
仕入れなしでお店を開業する事ができます。

ここ十年くらいでパソコンが普及し情報自体が売れる時代に
なってきました。

例えば、花粉症で悩む人を対象に
「花粉症の治し方」をレポートにしてまとめたPDF文書や
テニスが上手になりたい初心者を対象に、
「テニス上達法」をまとめたPDF文書やオリジナルのビデオ等が
それに該当します。

また、ビデオ編集代行、写真撮影代行等のサービスを行うお店も
やはり仕入れなしで開業できるお店の部類に入ります。

但し、自分では製品を作れない、または作らない、
他社で製造された製品を販売するお店の場合は、
やはり仕入れは絶対に必要になってきます。

私のお店も、他社が製造した商品を販売するネットショップでしたので
仕入れは必須要件でした。

そこで考えたのが、
当初の仕入れをする必要がない無在庫販売のお店です。

お客様から注文を受けてから
メーカーに発注して納品してもらうという方法ですね。
以下、それについてご説明していきます。

無在庫販売のメリット、デメリット

まずは、当初の仕入れなしでお店を開業・運営できる
無在庫形態のネットショップのメリットとデメリットについて
お伝えしたいと思います。

無在庫販売のメリット

無在庫販売の大きなメリットは次の2点です。

  • 当初の仕入れのための資金が不要
  • 売れ残りの在庫が皆無

仕入れのための資金が不要というのは、
個人でネットショップを開業したい方にとって
大きなメリットであると考えられます。

実際に私も無在庫販売おかげで
資金が全くない段階でお店を開業する事が可能となりました。

ネットショップを始めたいけれど商品を仕入れる資金がない
商品を在庫しておく場所がないという方は、
是非、この無在庫販売にチャレンジされてはいかがでしょうか。

次のページも参考までにご覧ください。
ネットショップの作り方 仕入れ、無在庫販売について

無在庫販売のデメリット

無在庫販売のデメリットは、
お客様から注文が入った時点で即座に商品を発送できない点です。

どうしてもすぐに商品が欲しいというお客様の場合
待ってくれないという事も考えられます。
つまりはせっかく注文を頂いても、
お客様が逃げてしまうという事にもなります。

また、事前に納期をしっかりとお伝えしていない場合、
発送が遅いとトラブルに発展してしまうという危険性があります。

私の経験上、主にこの2つが無在庫販売のデメリットです。

但し、ネットショップ開業当初は、
多くの方が十分な資金がないような状況です。

借金をしてまで仕入れて販売するのはよくありませんので、
ある程度売れるようになるまでは、
待って頂けるお客様を対象に販売をされることをおすすめ致します。

また商品力だけでなく、
接客力を高め更にはお店のコンセプト等を明確に打ち出す事で
少し待ってでもこのお店で買いたいというお客様が現れます。

そもそも私たちのような個人運営のネットショップが目指すべきは
そのようなお店ですので、そのための対策を十分に施す事をおすすめします。

そうすることで、少し納期がかかったとしても
あなたのお店で買いたいというファンが増えていきます。
そのために必要な知識と具体的な方法を解説したページを
次のページにまとめています。
成約率をアップさせるために【個人ネットショップの対策】

そして、納期がかかる事に関しては
事前に販売ページ及びご注文後のメール等でも
しっかりとお伝えしておくことでトラブルにはなりません。

クレーム対策に関しては、次のページをご覧ください。
ネットショップのクレーム対策

当初の仕入れなし(無在庫)でお店を開業する方法(実体験)

さて、それでは実際に当初の仕入れなしでお店を開業、
つまりは無在庫販売のネットショップを開業する方法ですが、
私の実体験を基に以下、お伝えしたいと思います。

無在庫で販売するためには、
受注発注が可能なメーカーもしくは問屋を探す必要があります。

ネット上で紹介されているような仕入れサイトの利用は
そもそも問題外ですので省きます。
(参考:【実例】個人ネットショップの仕入れ方法(楽な仕入れは要注意)

私が開業する時も最初は受注発注が可能なメーカーもしくは問屋で探しました。

私が開業したネットショップは、自分の趣味に関するジャンルの専門店でしたので
販売したい商品もかなり明確に決まっていました。

そのため、開業する自分のお店のお客様におすすめしたいそれらの商品を
作っているメーカー、もしくは取り扱う問屋をリストアップし、
片っ端から電話もしくはメールを使って探しました。

その結果、問屋から仕入れるという案はなくなり、
全てメーカーから仕入れる方向に決まりました。

その理由は色々とありますが、
メーカーから仕入れた方が数多くのメリットがあるからです。
その理由については、次の各ページをご覧ください。
ネットショップの仕入れは問屋かメーカーどちらが良いのか?

私のお店のジャンルには、
関連する製品を製造・販売している小規模メーカーが
いくつか存在しました。
そのすべてにアプローチをしたんですね。

アプローチの方法は、
電話(もしくはメール)>面談>契約
という流れになります。

その中で展示会で見かけたある商品に関しては、
展示会>電話(及びメール)という流れで取引を開始できました。
※この商品は、海外製の手作り商品であったため
メーカーではなく国内の輸入元との取引となりました。

このようなアプローチをして仕入先を開拓する事は
これから個人でネットショップをスタートする方にとって
もしかしたら大きな壁となっているかもしれませんね。

でも全く心配する事はありません。
難しい事ではありません。
行動あるのみですね。

その際に、上手く取引を開始できるためのアイディア等を
次のページでご説明していますので、
是非ご覧頂き、トライしてみて下さい。
仕入先に喜ばれながら取引を開始するためのアイディア

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