【実例】最も集客効果の高かったネットショップの集客方法

ネットショップ集客の方法は色々とありますが、果たしてどの集客方法が最も効果的なのか、恐らく多くのネットショップ店長さんがそのために参考になる情報を探しているのではないかと思います。

ここでは現役ネットショップ店長である私が実際に色々な集客方法を試して、最も効果の高かったネットショップの集客方法をお伝えしたいと思います。
このページでおすすめしている集客方法は、今現在でも毎日私のネットショップに継続的に質の高い見込み客を送り続けてくれている方法ですので、是非とも参考にしてみて下さい。

ネットショップ集客の種類について

ネットショップの集客方法で代表的なものとして、ご存じの通り次のようなものがあります。
※ここでは、オフラインの集客方法については触れません。

  • SNS集客
  • リスティング広告
  • アフィリエイト広告
  • SEO対策
  • ブログ集客

SNS集客

SNSとは、Social Networking Serviceの略で、
その代表的なものは、FaceBook、Twitter、最近ではインスタグラム等。
このようなSNSを活用してネットショップに集客する方法を、SNS集客と呼びます。

例えば、FacebookやTwitterで知り合いやフォロワーを増やし、その場所であなたのショップのアピールをする事で、集客していくという方法です。

Twitter集客は、いかにターゲット属性に近いフォロワーを増やせるか、そしてリツイート機能による拡散力をいかに活用できるかという部分でポイントあると考えられます。
特にTwitterに関しては、若い年代のユーザーが多いため、若年層を集客したい場合には、とても相性が良いと思います。若い世代のユーザーの心に響くようなつぶやきを心がける事でリツイート率も高まります。例えばとてもユニークで他の人にも教えたくなえるような商品を販売していれば、その商品のことをつぶやく事でTwitter経由のたくさんの見込み客の集客が期待できますが、基本的にはお店の宣伝と思われてしまい逆効果になる事が多いため、多くの方が悩んでいる事等を解消できるような、役に立ったと感じてもらえるような、そして共感してもらえるようなつぶやきを行う事でより多くのユーザーにリツイートしてもらえる可能性が高まり、より効果的な集客ツールとしてTwitterを活用できるのではないかと思われます。

またFacebookに関しては、年代の高いユーザーも多いため、Twitterと比べると幅広い年代の集客にも活用する事ができると考えます。
これもTwitter同様で単なる宣伝のためのものと考えて使うと思うように集客できません。ショップの理念やコンセプト等を共感してもらえるようにコミュニケーション重視で知り合いとやりとりを継続していく事で、より効果的な集客ツールとして使う事ができるようになると思います。

 

リスティング広告

リスティング広告とは、Googleやyahoo等にお金を払って、検索結果の画面等にご自身のショップの広告を表示させて集客するというものです。
GoogleやYahooで検索をすると、通常のwebページ以外に広告が目に留まると思いますが、その部分から自分のページに集客をしていく方法です。

上手く活用するためには、ある程度のスキルや経験が必要ではありますが、ページ自体のSEO対策を施して検索結果の上位表示を狙う場合に比べ、効果的に活用する事で手っ取り早く希望したキーワードの検索結果に広告を表示させることができますので、大変便利で即効性の高い集客方法であると言えます。また広告からリンクで飛ばすページを指定できますので特定のページに短期間のうちにたくさんの見込み客を集客したい場合等にも効果的に活用できる集客方法と言えます。

需要の高いキーワードの場合、集客するためにはそれなりの広告費が必要になりますが、商品やサービスによってはそれほど広告費をかけることなく特定のページへの集客を行う事ができる場合もあります。また、例えば、リスト獲得の目的で短期間に集中して該当するページに集客をするという使い方もできます。

アフィリエイト広告

これは商品やサービスを紹介して収入を得ているアフィリエイターと呼ばれる人たちに自分のショップの商品やサービスを紹介してもらうという集客方法です。
独自のシステムでアフィリエイターを集めてアフィリエイト広告を出し集客するという方法もありますが、広告主とアフィリエイターを仲介するASPと呼ばれる会社を通じて広告を出すことが一般的です。
報酬額を高く設定することで数多くのアフィリエイターに自社の商品を紹介してもらう事が可能です。

DRMにおけるフロントエンド、例えば、無料お試し商品等に関心を持つユーザーを数多く集客したい時等にこのアフィリエイト広告を活用することで効果的に見込み客を集客することができます。また副業系の情報販売等に関心を持つ人を集客したい場合に、相性が良いように感じます。

またある意味変則的ではありますが、アフィリエイト自体が副業的要素を持っているため、そのような商品に関心を持つ人=アフィリエイター自体とも言えるため、アフィリエイター自体を見込み客に設定し集客をしたい場合にも活用する事ができる方法だと言えます。

SEO集客

自身のネットショップのページを検索エンジンの検索結果でできるだけ上位に表示させるために対策を施すのがこのSEO対策です。TOPページはもちろんそうですが、各商品ページ等に関しても見込み客が関連するキーワードで検索をした場合に、上位表示されるように対策を施していきます。上手く狙ったキーワードで特定のページを上位表示させることができれば、広告費をかけることなく検索結果から見込み客を集客していく事ができます。

SEO対策による集客を成功させるためには、基本的なSEO対策の知識、そしてライバル調査等が必要になってきます。ライバルの強くないキーワードであれば、比較的容易に上位表示を達成できることも多いため是非とも取り入れるべき集客方法だという事ができます。

現在、WEB集客にはいろいろな種類がありますが、その中でも検索エンジン経由の集客数がやはり最も多いことからこのSEO集客は必ず取り入れるべき集客方法という事ができます。

ブログ集客

ネットショップ以外に、ブログを構築してそのブログ経由で見込み客を集客するという方法です。使うブログは、無料のブログであったり、独自ドメインを取得してワードプレス等で構築するようなブログであったりと方法は様々です。ネットショップの場合、例えば、レンタルしているカートの機能のひとつに店長日記というブログ機能が付いている場合も多いのですが、もちろんその機能(ブログ)を活用する場合も、ブログ集客に入ります。但し、後ほどご説明しますが、店長日記=集客手段という使い方をしていない店長さんも多いので、そこはしっかりと活用方法と効果を理解して実践する必要があります。

ブログを経由して目的のページへ集客する方法ではありますが、このブログ集客も検索エンジンを介して集客する方法となりますので、そういう意味ではSEO集客と同様と言えると思います。

各集客方法の効果のほどはどうなのか?

以上、代表的なネットショップ集客の方法を簡単にご紹介しましたが、それでは、各集客対策の効果についてはどうなのか?現役ネットショップ店長でもある私の経験からお伝えしたいと思います。

SNS集客の効果について

FacebookやTwitter等を活用した集客は、無料でしかもとても簡単に始められますので、是非、ネットショップの集客対策に活用すべきです。

その効果ですが、リアルタイムにネットショップに誘導できるという点では、その他の集客対策にはないメリットがあります。またTwitterに関しては、拡散力も備わっていますのでそれも他の対策にはない良さであると言えます。
例えば、ブログ集客やショップ自体に対策を施すSEO対策にしても、ページを改善したり作成したりしてからその効果が現れるまでには、それなりの時間がかかります。
すでに長く運営しているショップであれば、数日で効果が出る事もありますが、仮に新しいドメインを取得して構築したブログの場合、そのブログが検索エンジンに認識されるまでに数か月かかる事が多いです。
一方で、FacebookやTwitterであれば、すでに友達やフォロワーがそれなりの数存在する事が前提にはなりますが、投稿してからすぐさまその投稿を見てくれた人をネットショップに誘導する事が可能です。
例えば、単発的に特定のページにたくさんの人を誘導したいときなどは、有効に活用する事ができます。
更には、SEO対策のように検索エンジンのアルゴリズムの変更に左右されないというメリットもあります。
そしてこのようなメリットを持つSNS集客は、ショップ開業時でも高い効果を発揮します。

通常、ショップを開業したばかりというのは、ネットショップのドメイン自体が中々検索エンジンに認識してもらえず、すぐにはお客様が来てくれないような状態にあります。しかし、SNSを活用する事で、仮に検索エンジンに認識されていないネットショップであっても見込み客を誘導する事がでてきてしまいます。そういう意味でも、このSNS集客は、是非とも活用すべき集客対策であるという事ができます。

私のショップでは、開業したばかりの頃、Twitterとアメーバブログを随分と活用させてもらいました。検索エンジンに認識されにくい開業時でも、少しずつですが見込み客を集める事ができました。 ※アメーバブログは、ブログなのでブログ集客なのでは?と思われるかもしれませんが、アメーバブログの良いところは「読者登録申請機能」にあります。これは、あなたのブログの読者になって良いですか?とそのブログの運営者に告知する事ができるという機能で、その機能を使う事で自分のショップに関心を持つであろうブログの運営者に自分のネットショップの存在を周知させることができるわけです。つまりリアルタイムに集客対策を施すことができるSNSと似たような使い方ができます。その他、「ペタ」「いいね」機能等もあり、ショップに誘導できる機能が充実していますので、是非とも活用頂きたいです。

リスティング広告の効果について

広告料を支払い、上手に活用をする事で数日でほぼ希望通りの検索結果に自身のネットショップの広告を表示させることが可能です。

先ほどのネットショップページのSEO対策やブログによる集客対策では、その効果が出始めるのにどうしても時間がかかりますので、このリスティング広告はその点手っ取り早く希望通りの検索結果ページに表示できるという意味で、いまだにネットショップの集客はリスティング広告に勝るものはないと主張される方も多いです。確かにそういう意味では効果的です。

但し、上手に使うためにはそれなりのノウハウや経験も必要ですし、競合の多いキーワードの場合それなりにお金もかかります。資金に余裕があるのであれば、チャレンジされるのも良いと思います。

少し前までインターネットビジネスで最も優れた集客方法は、このリスティング広告であるという考えを持っている人がほとんどでした(今でもそうかもしれない)。そのためネットショップにおいてもリスティング広告を上手に活用できる人が重宝されていたりしますが、私自身、自分がリスティング広告を活用した経験上、どうしても無駄が多く、あまり効率の良い集客方法ではないと考えています。

その理由は、インターネットで検索をするユーザーの特性に関係しています。リスティング広告を活用したい何かの商品やサービスを提供している企業・お店は、その商品やサービスを購入してくれるお客様を自分のショップに誘導したいと考えます。しかし、インターネットで検索して探し物をしているユーザーは、購入したい商品情報だけを探しているわけではありません。

更には、商品やサービスを提供したい会社が提供する情報よりも、ユーザーの立場から提供された情報の方をより参考にするという傾向にもあります。

仮に購買意欲の高いユーザを誘導したい場合には、リスティング広告の方が良いという考え方もありますが、購買意欲の高いユーザーほど他店と比較するためには更なる情報を欲しがる傾向にもやはりあります。またユーザーが商品の購入に至るタイミングは様々ですので、リスティング広告で誘導したタイミングで必ずしも成約に至るわけでもありません。

そのため、広告で誘導したユーザーの購入に至るタイミングまで関係性を保つために、ユーザーのメールアドレス獲得を目的としたページに誘導するという手法を用いる事で、ユーザーが商品を購入するタイミングまで関係性を保ちその商品の良さ等を伝えていく事で購入して頂くという方法を用いる場合も多いです。

メールアドレス(リスト)獲得を目的としたリスティング広告に関しては、私自身、賛成する所ではありますが、その場合でも、広告を経由して初めての接点を持つユーザーが成約に至る確率は、そうでない場合に比べてやはり低いはずであり、そういう意味で、リスティング広告は無駄が多いと言わざるを得ません。

個人的な結論としましては、資金に余裕のある場合以外は、推奨できません。

私のネットショップでは、過去にリスティング広告の専門家に指導して頂きながら、リスト獲得ページや主力商品ページへの誘導を試みましたが、その効果のほどは期待以下でした。リスティング広告の専門家と言っても全てのジャンルに精通しているわけではなく、そのジャンルの広告で効率よく見込み客を集めるためにそれなりの資金(広告費)と検証のための期間が必要になるという事を痛感しました。私のショップで期待通りの結果が出なかったのは、そこまで検証を続けるための資金に余裕がなかったことが一番の原因と考えています。つまり資金力のない個人運営のネットショップには、中々難しいという事です。そして、これはその後わかったことですが、リスティング広告よりもより成約率を高める事ができる集客方法を見つけることができたため、それ以来、ショップでリスティング広告を使う機会はなくなりました。

アフィリエイト広告の効果について

高い紹介手数料を支払う事が可能であれば、周知能力の高い、力のあるアフィリエイターにネットショップ自体、そして商品、更にはリスト獲得のためのページへの集客を依頼する事で、爆発的なアクセスを誘導する事は可能です。

しかし、それができる個人規模のネットショップはほぼ皆無と言えるのではないしょうか。
また仮に資金的にある程度の余裕があった場合でも、アフィリエイト広告のリスクは認識しておく必要があります。それは、自身のショップの事、そして商品やサービスの事が間違った内容でユーザーに届いてしまう危険性があるという事。そして、不正を働くアフィリエイターも少なくありませんので何かあった場合の対処が必要な事等を考えると、やはり個人運営のショップの場合、あまりおすすめできません。

ネットショップ運営を行う前には、様々なネットビジネスを実践してきました。もちろんアフィリエイトも経験しそれなりの成果を出しました。その経験から、アフィリエイト広告で収入を得たい人の中には、その商品のよさを自ら体感して紹介してくれる人はほとんどいないということを知っています。アフィリエイトの場合、その商品やサービスを自分のブログやWEBサイトで紹介して成約に至った場合のみ報酬が発生するという仕組みから、アフィリエイターは成約させたいがために大げさな紹介の仕方をしたりすることも多いです。その結果、自身のショップの商品の特徴がお客様に正しく伝わらない危険性もやはりあり、その場合、クレームにつながってしまったり、ネットショップのイメージを崩してしまう事にもつながります。もちろん、質の高い情報で真面目にアフィリエイトに取り組んでいるアフィリエイターもいますが、このようなリスクを考慮すると、特には体力のないネットショップでアフィリエイト広告を活用する事はおすすめできません。

SEO対策の効果について

GoogleやYahoo等を利用して特定のキーワードでユーザーが検索した際に、自身のショップのページを検索結果の上位に表示させるために施す対策が、このSEO対策です。検索結果の上位表示を狙うために、サイト内部のコンテンツ同士をリンクさせる内部リンク対策や、外部のサイトからの被リンク数を増やしていく外部リンク対策、その他いくつかの対策方法があります。

このSEO対策については、無理やり検索上位表示をさせようと不自然で急速な被リンクを増やしたりすることでペナルティが課され、検索結果の順位が下がるだけでなく、検索結果から消えてしまうというような危険性もありますので、知識のない方が下手に対策を施す場合には、注意が必要です。

対策方法等々、色々とあるにはありますが、要は充実したコンテンツ掲載を心がけることが一番需要な点であると考えられます。そのキーワードで検索するユーザーがどんな情報を求めているのかを想定し、そのユーザーに満足してもらえるようなコンテンツを書く事が最も効果的なSEO対策であると言えるかもしれません。

検索上位に表示されるされないは別として、あなたの作ったページは、あなたのネットショップの財産として残す事ができます。そのページが狙ったキーワードで検索上位表示されれば、広告費を使うことなくあなたのネットショップに見込み客を誘導する事が可能です。

大手ネットショップの場合等々、外部のSEO対策会社に依頼をして対策を施しているようなところも多いですが、個人規模のネットショップの場合、中々そのような資金の余裕もないはずですので、店長自らが自分で施す事ができる最低限の対策を施しておくことをおすすめ致します。

SEO対策に関しても随分と勉強し自分のネットショップでも色々と試したりもしましたが、専門業者にこの対策を依頼すれば必ずしも良い結果が出るとは限りません。むしろ、期待以上の結果が出るとは思わない方が賢明です。実は、ネットショップの場合、ジャンルによってはこのSEO対策をほとんど施していないようなジャンルもたくさんあります。そのようなジャンルのネットショップの場合、最低限の基本的なSEO対策を施すだけで競合するショップよりも簡単に自分のショップのページの方が上位に表示されることも多いです。あなたのネットショップで取り扱うジャンルの商品名、メーカー名、ジャンル名等で、検索需要の高いキーワードを調査して、そこに表示されるライバルのページを確認してみて下さい。表示されたページよりも濃い内容のページを作る事ができれば、比較的簡単にそのページよりも上位に表示される場合も多いです。このサイトでご提供している「無料講座」で推奨している方法を実践頂ければ、自ずとSEO対策が施されたネットショップが出来上がります。

ブログ集客の効果について

ネットショップのページとは別にブログを使ってネットショップと関連するあらゆるテーマでコンテンツを提供していく事でネットショップに対して様々なメリットを与えることが可能です。ネットショップと同じドメインを使ってブログを構築し、複数の記事を更新していく事でそのドメイン自体が強くなるというメリットもあります。ドメインが強くなれば、ネットショップの各ページ自体が検索エンジンでより上位表示されやすくなります。また逆にネットショップとは異なるドメインでブログを構築した場合でも、そのブログを育て、そのブログからネットショップへリンクを送る事で、ネットショップのドメイン自体がやはり強くなります。

また記事(ページ)をたくさん作っていく事で、作った記事の数だけネットショップへの入り口が増えるというメリットもあります。各記事からネットショップへ効率的に集客をするためには、ショップの見込み客の多くが検索するであろうキーワードを調査し、それらのキーワードで記事を書いていく(各記事のタイトルにそのキーワードを含める等)事で、それぞれの記事が検索エンジンで上位表示される可能性も高まります。

現在、多くのレンタルカートには、「店長ブログ」と呼ばれるブログ構築機能が備わっていますが、上述したような方法で上手に活用できている店長さんはあまり多くないように感じます。そもそも「店長ブログ」の目的を、そのショップがリアルタイムに運営されている事を来店したお客様に認識して頂くためだけのものと考えてしまうと、店長ブログで投稿した各記事が、検索エンジンからの集客に一切役に立たないものになってしまうという場合もありますので、せっかくブログ機能を活用するのでしたら、書いた記事が検索エンジンで少しでも上位表示されるような使い方をされることをおすすめします。

またこのブログ集客のメリットは他にもあります。それは、このブログを活用する事で単にネットショップへ集客するだけでなく、見込み客との信頼関係の構築、そしてネットショップの理念やコンセプト等、更には販売する商品やサービスの良さを周知する事ができるという点です。このような使い方をする事で、見込み客との信頼関係を構築しつつ、ネットショップや商品の良さを伝えながらショップに見込み客を集客していくことが可能となります。単に集客する事を目的としたブログ集客と比べ、このような使い方をすることで、成約率が高く、ファンになってくれる可能性も高い見込み客をたくさん集客していく事ができるわけです。この部分が、PPC広告等と比べて、ブログ集客がとても効率的であると感じる理由です。

そういう意味で、このブログ集客は期待以上の効果をもたらすものであると言えます。いわゆる「コンテンツ・マーケティング」と呼ばれるものですね。ここ数年、このブログ集客の効果を実感している人が少しずつ増え始めているからこそ、「コンテンツ・マーケティング」という言葉も有名になりましたし、それを専門でサポートするような会社もいくつか存在します。しかしネットショップで十分にこのブログ集客方法を生かしている店長さんは、残念ながらまだまだ少ないと感じます。

私のネットショップでもショップへの集客方法として、このブログ集客を早い段階で取り入れたため、PPC広告等の有料の集客を一切使うことなく、それ以上の効果の高い集客を行う事ができております。成約率が高く、リピートしてくれる確率の高い見込み客を選んで集客するためには、ブログに、単にセール情報や商品情報を書いたり、休日の店長の一日を書いたりしていてはいけません(もちろん一切ダメとは言いませんが)。効果的にブログを活用するためには、あなたのネットショップのターゲッ トがどんなことに悩んでいるのか、何を欲しているのか等々を理解し、そのターゲットに役立つよう な、共感してもらえるような記事を書いていかなければなりません。また商品を単に紹介するのでは なく、何故、その商品をおすすめしているのか、どんな悩みを解決できる商品なのか、誰におすすめ したい商品なのか、何故、自分のネットショップでこの商品を紹介しているのか等々を丁寧に説明して、ネットショップの理念やコンセプト等を読む人に暗に伝えていかなければなりません。

ネットショップで実際に効果の高かった集客方法とは

ここまで、ネットショップ集客方法とその効果について、自分のネットショップ運営の経験からお伝えしてきましたが、ここでは実際に効果の高かった集客方法をお伝えします。念のためお伝えしておきますが、私のネットショップは個人規模(小規模)で人員も資金も十分にないネットショップです。ですので、そのようなショップで効率的に集客をするために効果の高かった方法という事になります。

私のネットショップで実際に効果の高かった集客方法は、次の3つです。

  1. SEO対策(YouTube集客含む)
  2. SNS集客
  3. ブログ集客

その中でも、継続的に安定して質の高い見込み客の集客に最も貢献しているのは、「ブログ集客」という事になります。以下、それぞれ説明します。

1.SEO対策

私のショップでは、必要最低限のSEO対策しか施していません。しかし、大きな効果が出ています。そのため、効果の高かった集客対策としてこのSEO対策もここに位置づけました。その効果とは、特定の商品の商品名やモデル名で検索結果の上位に表示されているという部分です。また、商品ページだけでなく商品の良さをお伝えするためのコンテンツページについても狙ったキーワードで上位表示されています。高いお金を払ってSEO対策会社に依頼しているわけでももちろんありません。

このような効果が出ている理由は、多くの競合店で最低限のSEO対策を施していないからだと考えられます。ネットショップのジャンル等によっても異なりますが、この最低限のSEO対策を施していないネットショップは、かなり多いです。それは、資金力のある法人運営のネットショップでも同様です。何故、最低限のSEO対策を施すことができていないのかというと、恐らく、それらの対策を専門業者やレンタルカートの集客対策等に依存し過ぎており、店長自身の勉強不足、経験不足によるものではないかと考えています。

例えば、SEOの知識が少しでもある店長さんであれば当たり前の事ではありますが、ネットショップに商品を登録する際、その商品名(タイトル)にまでこだわっている店長さんは案外多くないと感じます(その商品を欲しているユーザーがどのようなキーワードで商品を検索するのか等)。また、例えば、カラー、サイズ、モデル違い等々バリエーションのある商品について、カートのバリエーション選択機能を使って1ページにまとめるべきか、あえて、バリエーション機能は使わず、それぞれ別の商品として1ページずつに登録するべきか等まで考えて商品登録をしている店長さんがどれほどいるでしょうか?恐らく、そこまで考えている店長さんは、それほど多くはないと考えられます。

またSEO対策の専門業者に依頼した場合でも、そのような部分にまで対策を施してくれる業者は、残念ながら多くはありません。レンタルカートに付随する集客対策ツール等も、これらの部分にまできめ細かく対応できるツールはありません。

その理由は、このようなSEO対策というのは、そのネットショップのジャンルや業界、ユーザーの心理等にある程度精通している必要があるからです。もちろん、知識のない人でもリサーチをすることである程度の予測もたちますが、残念ながらその部分まで立ち入ってサポートをしてくれるSEO対策業者は多くありませんし、レンタルカートの集客対策(独自モールやアフィリエイト機能等)については、単なるツールでしかありません。

そのため、ショップの店長自らが最低限のSEO対策を施すことで、高い効果を期待できるわけです。これに関しては、SEO対策を自ら施したことのある経験者であれば、本当に基本的な所ですので、知っているかどうか、という部分になります。お金ももちろんかかりませんし、手間もかかりませんので、対策しない手はないですね。多くのネットショップ運営者が施していない最低限のSEO対策ですが、ここで細かく説明するとかなりのボリュームになってしまいますので、具体的な事はここでは割愛します。また別の記事や、個別のサポートでお伝えしたいと思います。

そして、YouTubeを活用したSEO対策ですが、これも今のところ活用しているネットショップはほとんどありませんので、現状、やればやるほど効果が出ます。具体的な対策の施し方に関してはこのページでは割愛しますが、上述したショップページのSEO対策同様に、多くのネットショップでYouTube集客を活用しているネットショップはまだまだ少なく、しかもその対策を施す事に大きな手間ももちろんお金もかかりませんので、是非とも取り入れて頂きたい集客方法という事ができます。

2.SNS集客

SNS集客に関しては、実は、私がネットショップをオープンした数年前には、その集客方法についてほとんど知識を持っていませんでした。しかし知識のない当時の私が、見よう見真似でチャレンジした集客であっても、それなりの効果を発揮してくれました。私が当時、活用して効果を実感したのは、上述した通り、アメーバブログとツイッターです。ネットショップ開業当初は、ご存じの通り、検索エンジン経由の集客はほとんど期待できません。もちろん広告を出せばそれなりの集客はできますが、個人運営の私にはそのような資金の余裕もありませんでした。そのため、開業時にネットショップに見込み客を集めるためには、アメブロやツイッター等のSNSを活用するしか方法がありませんでした。見よう見真似でこれらの機能を使って集客したのですが、期待以上の効果がありました。

少しずつですがネットショップへのアクセスを上げていき、実際にお客様とのやり取りを行いながらネットショップ自体を強固なショップに改善していきました。今思えば、ショップ開業時に仮に大きなお金をかけてたくさんのアクセスを流し込んでいたら、逆にネットショップにとってはよくない状態になったのではないかと考えています。その理由は、開業当初のショップの状態というのは、多くの見込み客を満足させることができるような状態にはない事が多いからです。実際に運営を開始し、お客様の反応を見て、場合によってはコンセプトも修正する必要がある場合もありますし、商品ラインナップに関しても若干、変更が必要な場合もあります。つまり開業当初は売れるネットショップにはなっていないわけで、その状態でいきなりたくさんのお客様が来店してくれても、ネットショップに関心を持ってくれずに即座にページを閉じられてしまうばかりではなく、個性や魅力のないネットショップであると認識されてしまうというデメリットさえあると考えています。

とは言いましても、少しずつでも集客をしていかなければお客様の反応もわからないため、ネットショップの改善もできません。そのため、ショップオープン当初でもやはりアクセスアップを図っていく必要があります。その時に、大いに役に立ったのがこのSNS集客でした。お得意様が定着するまでの間、随分と役に立つ集客ツールですので、是非、積極的に活用されることをおすすめ致します。

3.ブログ集客

ブログ集客は、実際に私のネットショップの集客手段の要となっています。ショップのページ自体の最低限のSEO対策を施す事はもちろんですが、ネットショップのページではどうしても商品情報が主なコンテンツになってしまいますので、成約率やリピート率の高い見込み客の集客を行うという意味では、それでは十分とは言えません。もちろん、買う気満々のお客様に対して、検索エンジンから商品の紹介ページにダイレクトで訪問頂く事は悪い事ではありませんが、私のこれまでの経験上、いきなり商品ページを訪れたお客様よりも、ネットショップのジャンルに関連する、お客様に役立つようなブログ記事を見てからショップを訪問してくれたお客様の方が、成約率・リピート率ともに高い印象を受けます。

そういう意味で、見込み客に対して役に立つような情報を提供していくブログ集客は、見込み客となるお客様との信頼関係の構築ツールとも言えると思います。信頼関係を構築しながら尚かつ集客もできるという大変優れた集客方法であると考えています。

このブログ集客方法を上手に活用する事で、あなたのショップ自体のコンセプトや魅力、そしてあなたのショップで紹介する商品の魅力を自動で継続的に周知し続けてくれる仕組みをインターネット上に構築する事ができます。そのような仕組みを構築するためには、すでに少し触れましたが、ネットショップ自体が現在でも営業している事をアピールしたり、店長の人柄を来店者に示し安心感を与えるといった表面的な目的のみをブログの目的とは理解せず、もっと根本的な部分で見込み客となる人たちに共感をしてもらうためのツールであると認識し、更には、検索エンジンの検索結果でもできるだけ上位に表示させるための対策等も十分に考慮しつつ集客ブログを構築していく必要があります。

特に資金力の乏しい個人運営のネットショップにとって、このブログ集客は、強力かつ最も効果的な集客手段になり得ますので、是非ともフル活用されることをおすすめしたいと思います。ネットショップにおける集客ブログの具体的な作り方は次のページでご説明しています。→ ネットショップのブログ集客

ネットショップに集客するだけでは駄目!その他にやるべき対策

さて、ここまで実際に効果の高かったネットショップ集客方法をご紹介してきたわけですが、そもそもネットショップにとって、集客すること自体が目的ではありません。私たちネットショップの店長の目的は、ショップに集客する事ではなく、商品やサービスを購入してもらう事、さらに言えば、1回だけ購入してもらうのではなく何度もリピートして購入してもらう事であるはずです。継続的に安定して売り続けることができるネットショップにするためには、そこをしっかりと認識しておく必要があります。

確かにアクセスがなければ(集客できなければ)、何も売れることはありません。しかしながら、アクセスがあっても売れないものは売れません。まずはそれ以前に、お客様が来てくれさえすれば購入してもらえるネットショップを構築しておく必要があります。(厳密にいえば、その商品やサービスに関心を持ってくれるお客様を意図的に集客する必要があります。更には、リピートしてくれるようなあなたのショップの理念やコンセプトに共感してくれるお客様を意図的に集客する必要があります。)集客さえあれば何でも売れる、というの大きな誤解であると認識すべきです。

関連記事:集客用ホームページで見込み客をWEB集客する方法

参考記事:ネット集客して売上を伸ばすための7ステップ

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外部の専門家に頼るほど予算に余裕のない小規模事業者様を対象に自社内にWEB集客~商品販売/契約獲得のための仕組みを構築できるWEB担当者を育成するためのサポートに力を入れている。これからはどんな業種であっても小さな会社であってもWEBを有効活用して自社収益を拡大するための最低限の知識は持つべきであるという考えのもと活動している。